若いうちから不妊症予防を! | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

*

若いうちから不妊症予防を!

 

:
結婚1年の妻38歳、夫42歳です。結婚後1年以内に子どもを授かりたく婦人科を受診したら、子宮内膜症による卵巣機能障害が重症で手術の上に体外受精が必要と言われ悩んでいます。以前から生理不順で生理痛もひどいです。

:
子宮内膜症による卵巣機能障害は、程度にもよりますが不妊治療では最も難しい症例です。子宮内膜症は良性のがんともいわれ、命の危険はなくとも一旦発症すると閉経まで悪化と回復を繰り返します。その症状として月経痛などが顕著であれば早いうちから治療を始められますが、無症状の場合も多く、子づくりを考えた時はすでに不妊症になっていたということはよくあります。

また、子宮内膜症は卵管閉塞や卵管通過障害、子宮内膜増殖症、着床障害、卵巣チョコレート嚢腫ほか卵巣そのものの機能を破壊したり抗精子抗体を生じやすくするなど、妊娠が困難になる病状を引き起こし、重症なら体外受精でも妊娠率が低い傾向にあります。

あなたの場合、生理不順や月経痛から考えるとおそらく20代から子宮内膜症を発症した可能性があります。日常的に生理不順(頻発・稀発月経)や過多月経、月経困難症(腰痛・下腹痛)、異常な帯下などがある場合はまず婦人科を受診し、不妊症につながる症状があったらなるべく県の不妊専門相談センター(県南は県南生涯学習センター内)に相談し最適な医療機関を推薦してもらいましょう。

将来、子どもを望むなら若いうちから不妊症予防の治療をお勧めします。

 - 不妊治療Q&A

インターネット予約はこちらから