妊娠しやすい体づくりとイソフラボン | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

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妊娠しやすい体づくりとイソフラボン

 

Q:
結婚1年の妻37歳、夫38歳です。結婚前から子づくりに取り組んで3年、不妊治療も受けています。妊娠しやすい体づくりのため、普段の生活や行動、食べ物についてのアドバイスと、ネットでイソフラボンが不妊に良いとありましたが、ご教示願います。

A:
そもそも人間は妊娠しにくい生き物です。他の動物の自然妊娠率が80~90%に対し人間は20~30%。さらに女性は35歳を過ぎると妊娠力が低下しますが、近年では不規則な食生活や間違ったダイエット、仕事や人間関係のストレス増加など、生活環境の変化が女性ホルモンのバランスを乱し妊娠力低下を招いています。

ホルモンバランスを安定させ妊娠しやすい体をつくるには、適度な運動や楽な服装、体を冷やさないこと、ダイエットはやめてお酒やコーヒーを控え、イライラしないことが重要です。

さて、イソフラボンはエストロゲン(女性ホルモン)にとても似た分子構造をしているため、以前からエストロゲン不足による更年期障害を軽減すると推奨されています。最近では不妊症にも有効と世界中で注目を集めていますが、大豆をたくさん摂取すればよいわけではありません。

もともと大豆に含まれるイソフラボンは「グリコシド型」と言って分子に糖が付いているため、分解されにくく吸収できるのはごくわずかです。それを発酵によって吸収を良くしたのが「アグリコン型イソフラボンサプリメント」です。エストロゲンの低下を補うと同時に過剰分泌を抑える双方向の働きがあるのが特徴で、1日の摂取量は1~2粒で十分。医院で処方してもらうとよいでしょう。

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