不妊と食生活(たんぱく質) | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

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不妊と食生活(たんぱく質)

 

Q:
結婚2年の妻29歳、夫33歳でこれから子づくりを始めます。1年は自然妊娠を目指し、食生活の見直しも考えています。そこで、人間の土台といわれるたんぱく質と妊娠の関係を教えてください。

A:
人間の体は水分に次いでたんぱく質で構成され、肌や髪、筋肉、血液、内臓、爪はたんぱく質でつくられています。

また、たんぱく質はインスリンや成長ホルモンの分泌にも影響し、不妊予防には動物性タンパク質(肉類)より豆やナッツ、種子など植物性タンパク質を多く取るとよいといわれています。人間は体重9kgあたり7gのたんぱく質が体の維持に必要です。

最近の不妊原因として特に排卵障害(卵子の発育不良や遅延排卵など)が増えていますが、動物性より植物性たんぱく質を普段から多く取っている人は排卵障害による不妊リスクが少ないことが分かっています。

大豆やナッツ類は、生殖細胞はもちろんあらゆる細胞を傷つけその機能を低下させる活性酸素を除去する抗酸化作用にも優れています。妊娠との関わりでは大豆に含まれる抗酸化物質の一つ、大豆イソフラボンが女性ホルモン(エストロゲン)と分子構造が似ているため、大豆製品は日々の食事に積極的に取り入れたいものです。

手軽に取り入れられるサプリメントでは、吸収の良いアグリコン型イソフラボンが不妊予防や不妊症にお薦めです。さらに葉酸やプラセンタと併用するとよいでしょう。

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