体外受精2 | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

*

体外受精2

 

Q:
妊活1年の妻35歳、夫37歳です。タイミング法を経て人工授精を3回実施しましたが一度も妊娠に至りません。明らかな不妊原因は見つかっていませんが、年齢的にも体外受精を勧められました。体外受精を実施する上で必要なことはありますか。

A:
体外受精は大別すると一般的な体外受精と顕微受精の2種類あります。一般的な体外受精は本来、両側卵管閉塞の人(夫の精液は正常)が対象でしたが、現在は不妊歴3年以上で原因不詳の人や両側多嚢胞性卵巣などの卵巣機能障害、精子減少症、38歳以上の高年齢の人など、適応の幅が広がっています。

一方の顕微授精も本来、重症な精子減少・無力症など男性不妊に対する治療でしたが、現在は38歳以上の高年齢や一般体外受精でうまくいかない人、重症の抗精子抗体の人でも行われています。

体外受精の実施にあたってはまず、これまでの検査データを鑑みいずれかを選択します。共通するのは採卵手術で卵子を体外に取り出すことですが、その際、麻酔を使用する場合は麻酔薬の種類や量の検討材料として心電図や胸部レントゲン、一般血液検査などの各種検査が必要になります。普段は無症状でも軽度の心疾患や不整脈がある人は麻酔によって症状が出ることがあるため、特に注意が必要です。

当院では基本的に静脈麻酔下で採卵手術を行います。時間は数秒~15分程度です。また、採卵・採精後の状況により一般体外受精から顕微授精に切り替えることもあります。

 - 不妊治療Q&A , , ,

インターネット予約はこちらから