不妊症の増加と最新治療 | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

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不妊症の増加と最新治療

 

不妊治療 IPS細胞 について

Q:
数年以内に結婚予定の28歳女性です。不妊に悩む親戚や友人が多く、「あすはわが身」ではと不安です。不妊症が増えている理由と最先端の治療を教えてください。

A:
最近は若い人にも卵巣機能の低下が多くみられ、良質な卵子が発生せず月経不順や月経困難症などいわゆる不妊症予備軍が増えているものと思われます。男性側も精子の減少や精子機能不良の人が増加しており、男女ともに生殖機能が低下しています。

先進国ほどこうした傾向が強く、生活への満足度が高いほど性機能が衰えると考えられます。また、女性の仕事力向上による晩婚化で、卵子の老化が始まってからの子づくりでは妊娠しにくいのは当然です。

現在、全国に約1,000ある不妊施設では年間約50万件の体外受精が行われ、そのほとんどが38~42歳です。20~30代なら33%以上の体外受精成功率も、高齢になると5~7%まで低下します。

最新の治療についてですが、頬の内側のIPS細胞から良質な卵子や精子をつくり出す研究が進められています。また、自分の卵巣中のミトコンドリアを採取して顕微受精の時に精子と一緒に注入し、活発な胚(受精卵)をつくることはすでに行われています。

海外では当たり前のように行われている卵子・精子の提供は、日本では提供者が少なく普及が進んでいません。提供される卵子・精子が合格点に達さない場合が多いことも普及が進まない理由です。

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