なぜ妊娠できない?自然妊娠を目指す | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

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なぜ妊娠できない?自然妊娠を目指す

 

自然妊娠とは

Q:
結婚2年の妻34歳です。時々ホルモン値に問題がありますが薬でカバーできる程度で、明確な不妊原因はありません。1年ほどタイミング法を続けても妊娠には至らず、人工授精や体外受精を勧められました。いずれはと考えていますが、自然妊娠を目指す方法はありますか。

A:
自然妊娠の条件は、

  1. 排卵が確実にある
  2. 左右の卵管が正常
  3. 子宮に黄体機能不全・低下症、着床障害などがない
  4. 抗精子抗体がない
  5. 精子が正常

のすべてを満たしていることで、どれか1つ欠けてもうまくいきません。もし、調べていない項目があれば、まずは検査してください。

34歳なら卵子の老化(35歳以降、急激に進む)はないと思われますので検査に問題なければ自然妊娠は可能です。35歳までの1年間はタイミング法に絞り、その後、人工授精などに進んではいかがでしょうか。

自然妊娠の確率を上げる場合、夫も排卵日に備えられるよう排卵日の予測が有効です。排卵日は月経3日目までの女性ホルモン(E2)や下垂体ホルモン(LH・FSH)測定である程度予測できます。その後、推定排卵日の2~3日前にエコーで卵胞の大きさを計測すると正しい排卵日が予測できます。

当院では同時に女性ホルモン(E2)と黄体ホルモン(P4)値を測定し、その数値から卵子の質や排卵可能かどうか、より正確な排卵日の特定も行います。さらに、排卵ホルモン(LH)が低いことを条件に注射で排卵日をコントロールすることも可能です。

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