体外受精の前に知っておくこと1
体外受精 IVF
Q:
結婚6年で、夫婦共に36歳です。半年ほどの中断を挟みましたが妊活は2年。不妊症一般検査は共に異常がなく、かなり精密にチェックしながらタイミング法や人工授精(AIH)を行いましたが、妊娠には至りませんでした。体外受精(IVF)を決意し、ネットで調べたところ事前準備が必要とありました。具体的にはどんなことでしょうか。
A:
不妊症の詳細な原因を明らかにすることはなかなか難しく、IVFの失敗で初めて原因が分かる場合もあります。しかし、失敗によって原因が判明するというのは経済的にも体力的にも負担が大きいため、1回で成功するのが望ましく、そのためには事前準備が必要です。
まずは血液検査などで全身の健康状態を把握しましょう。心臓疾患があれば麻酔で不整脈が生じてIVFを中止することもあるので、身体に異常が見つかったらまずはその治療に専念しましょう。
本来「受精」は、ほぼ無酸素状態で光が差さない真っ暗な体内で行われます。一方でIVFはできるだけ酸素が入らない低酸素状態ながら、微量の酸素や顕微鏡の光が入ります。卵子は体内での受精とまったく違った環境にさらされて負荷がかかるため、強い卵子でないと生存できません。
日頃の月経周期や排卵状況が不規則だったり、障害がある場合には排卵誘発を考える必要があります。これまではマニュアル通りの排卵誘発法が行われていましたが、近年は個人に合った方法をプランニングして実施します。
続きは下記
https://www.ivf-ibaraki.or.jp/20171021/2585.html
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