市民公開講座などへの参加
Q:
妻30歳、夫29歳です。結婚2年ですが妊娠に至りません。今後、妊活を始めようと思っていますが、妊娠の仕組みや月経周期などの女性の体についてほか、不妊治療などの基礎知識がなく、不安です。ネットで調べると最先端の体外受精ばかり出てきて、そのような治療に進めるのかも心配です。気軽に基礎知識を得られる場所や方法はありませんか。
A:
確かにネットでは過剰なほど妊娠を期待させたり、最先端医療を紹介する記事や宣伝広告も多く、基礎知識がないと戸惑いを覚えるのも当然です。クリニックを訪問しても相談時間は10分ほどになることがほとんどです。医師から説明を受けても予備知識がなければ理解は難しいでしょうし、なかなか有益な知識を得られないかと思います。まずは女性の体や妊娠の仕組み、不妊症検査や治療についてじっくりと丁寧に説明を受けてからの方が医師の説明なども分かりやすく知識として身に付くはずです。
県福祉課と県産婦人科医会では不妊専門相談センターを設け、メールでの相談なども受け付けています。また、「子を授かる」をテーマにした不妊症市民講座が、2017年11月26日(日)午前9時半から、つくば国際会議場で行われます。茨城県、県不妊専門相談センター、県産婦人科医会が主催で、当日は不妊専門医が「不妊治療の基礎知識と現状」や「生殖医療あれこれ」について解説してくれます。そのほか、NPO法人に所属する不妊症治療体験者から実体験を聞くこともできるチャンスです。訪れてみてはいかがでしょうか。