妊娠率がアップする生活習慣と補助食品(2)
Q:
妻42歳、夫44歳、不妊治療歴7年です。体外受精、顕微授精、胚凍結保存移植など合計20回以上行い2度妊娠しましたが、いずれも初期流産で終わってしまいました。今後は体外受精など高度医療をあきらめ、45歳までタイミング法と人工授精を行うつもりです。少しでも妊娠率を上げる食事やサプリメントがあれば教えてください。
A:
2度の妊娠経験があるなら、受精して妊娠する力は持っています。年齢的に妊娠を得る確率はかなり低くなりますが、今後のチャレンジに少しでも役立つ情報をご提供したいと思います。
個人差はありますが、40歳以上になると卵巣中の卵子の減少は著明で老化も進みます。卵巣に限らず、老化の原因は酸化ストレスの上昇と抗酸化力の低下なので、日々の生活に気を付けましょう。
人間の皮膚の老化を進行させる太陽光(紫外線)に耐えて育った野菜や果実などは高い抗酸化力を持っています。特に緑黄色野菜など色鮮やかなものや南国育ちのものなどがお薦めです。メロンやスイカ、ブドウなどは種の周りや皮と実の間に栄養があるので、できれば皮ごと食べましょう。肉類は豚肉、魚は青魚やマグロの赤身を食べるようにしましょう。サプリメントは、大豆の重要な成分と乳酸発酵物を含むイソフラボンや豚の胎盤を利用したプラセンタのほか、酸化ストレスを直接除去してくれる抗酸化サプリメントなどもお勧めです。
妊娠を希望されるなら、日頃から食生活には充分気を使うようにしましょう。
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不妊治療Q&A イソフラボン, サプリメント, プラセンタ, 補助食品, 酸化ストレス