抗精子抗体
「抗精子抗体」とは、血液など女性の体液に存在するもので、精子に対して、死滅させる、運動能力を阻害する、卵子への進入を阻害する、精子どうしを凝集させるなど、さまざまな影響を与えます。 その発生原因はいまだ不明で、そのため効果的な治療法もまだ確立されていません。
抗精子抗体があるか否かは子宮頚管粘液を採取し検査することで分かります。フーナーテスト(性交後子宮内精子上昇テスト)と誤解されることがありますが、これはあくまでも精子の状態をチェックするためのもので、抗精子抗体の存在を疑うことはできても判断基準にはなりません。
抗精子抗体がある場合、自然妊娠やAIH(人工受精)での妊娠はほぼ不可能で、抗体の強度により顕微授精や体外受精を実施することになります。また、効果のほどは不確定的ですが、ステロイドや漢方による投薬治療を行うケースもあります。
※●=女性医師(新村医師)による診療(診療時間は10:00〜12:00)
※初診の患者さまについては、午前中は11時まで、午後は16時までの受付となります。
※初診時の検査は全項目で約40,000円かかります。
※採血の時間は、午前中は11時まで、午後は16時までの受付となります。特に体外受精の方は時間厳守でお願いいたします。間に合わない場合、採卵ができない可能性がございますのでご注意願います。